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山口亮

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東京国際大学国際戦略研究所准教授

報告

見解北朝鮮はここ数年の間、弾道ミサイルの発射を可能とする潜水艦や、新型コルベットを運用化することにより、一部の戦力を強化しており、また既存の海軍基地の老朽化とキャパシティーにも問題が多いため、新基地の建設は重大課題の一つであった。新海軍基地の位置については、核攻撃可能な大型艦船や新型潜水艦を用いた作戦を考慮すると、東海岸が考えられるが、本格的に運用化されるのはまだ先の話と見られる。また、北朝鮮海軍は、未だに燃料不足、人員の教育・訓練、整備等、運用上の問題が深刻であり、これらを克服するのは決して容易ではない。

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コメンテータープロフィール

山口亮

東京国際大学国際戦略研究所准教授

長野県佐久市出身。専門は防衛政策・戦略・計画、安全保障、国際政治、交通政策。アトランティックカウンシル上席研究フェロー(米)、パシフィックフォーラム上席研究フェロー(米)などを兼任。オーストラリア国立大学アジア研究学部卒、同大大学院戦略防衛研究科修士課程修了(豪)、ニューサウスウェールズ大学大学院キャンベラ校人文社会研究科博士号取得(豪)。パシフィックフォーラム研究フェロー(米)、ムハマディア大学マラン校客員講師(尼)、釜山大学校経済通商大学国際学部客員教授(韓)、東京大学先端科学技術研究センター特任助教などを経て現職。​

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