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山田吉彦

山田吉彦

認証済み

海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

報告

見解水深5,500メートルの海底においてヘリコプターの機体を発見し、引き上げることは、極めて難度が高い。まず機体を発見することが難しいだろう。発見したならば、ROV(遠隔操作水中探査機)を使い映像等で状況を確認することになる。 深海探査船を導入できるかも検討されるだろう。 フライトレコーダーの確認、近くにいた僚機からの情報から事故の状況の確認、原因の究明が行われるだろう。 他国の潜水艦の我が国管轄海域への侵入対策は、国民生活を守り、平和を維持するために重要である。しかし、高度な技術を要する極めて難しい任務である。その訓練において事故がおきてしまったことは残念である。不明者の無事を祈るとともに、国民を守るために命を失った方のご冥福を祈る。

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コメンテータープロフィール

山田吉彦

海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

東海大学海洋学部教授。1962年千葉県出身。学習院大学経済学部卒後、金融機関を経て日本船舶振興会(現日本財団)に勤務。勤務の傍ら埼玉大学大学院博士課程修了。博士(経済学)。2009年東海大学教授。海難審判庁業務改善委員会委員、国土交通省海洋政策懇談会委員、東京都専門委員などを歴任。八重山自然大使。海洋コメンテータとして各種メディアで海洋問題を解説。著書、日本の国境(新潮新書)ほか多数。

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