Yahoo!ニュース

渡辺浩志

渡辺浩志

認証済み

ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

報告

補足現在のファンダメンタルズ(日米実質金利差)に沿ったドル円の水準は153~154円程度とみられます。介入が需給にショックを与え、投機筋の円売りポジションの自壊を促すとしても、この水準を超えた円高を押し進める可能性は低そうです。ドル高・円安トレンドの転換は、米国のインフレ抑制と利下げを待つほかありません。ただし、米FRBのパウエル議長は先ほどのFOMC後の会見で、米国のインフレ抑制は「進展に欠ける」「利下げまでにどれくらいの時間がかかるかは分からない」、データ次第では「利下げしない道もある」と述べています。円の先安観は根強く残ります。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった716

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 門倉貴史

    エコノミスト/経済評論家

    見解円高の進行が1時間足らずという短時間でしかも急激であったことから、米国の金融政策を決める連邦公開市場…続きを読む

コメンテータープロフィール

渡辺浩志

ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

1974年生まれ。99年に株式会社大和総研へ入社。以降、内閣府、SMBC日興証券株式会社でエコノミスト業務に従事。2017年1月より現職。専門はマクロ経済(国内外の景気、財政・金融政策)と金融市場(株式、債券、コモディティ等)

関連リンク(外部サイト)

渡辺浩志の最近のコメント