見解現場作業を伴う職種の労働者不足が続くなか、企業は即戦力を確保すべく高卒採用を強化しています。肉体労働を伴う仕事は生成AIによる省力化も進みにくく、企業の高卒採用熱はさらに高まりそうです。もっとも、入社後の離職率は大卒より高卒の方が高いのも事実。背景にはスピード採用された高卒者の理想と現実のミスマッチがあります。企業には、高卒者に対しても学歴にかかわらず業務内容に応じた適正な処遇をすることが求められます。また、研修・教育によるスキルアップや長期的なキャリアパスを描けるような支援が必要です。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
1974年生まれ。99年に株式会社大和総研へ入社。以降、内閣府、SMBC日興証券株式会社でエコノミスト業務に従事。2017年1月より現職。専門はマクロ経済(国内外の景気、財政・金融政策)と金融市場(株式、債券、コモディティ等)
関連リンク(外部サイト)