解説空前の住宅不況に直面し、多くの都市が住宅購入規制を緩和しており、中国では「全都市で規制がなくなるのでは」と関心が集まっています。 ただ上海の一等地などは別格で、平均価格が数億円を超えるようなマンションでも、即日完売の状況です。回復のめどが立たないのは3級都市以下の小規模都市で、そもそも需要が十分でない場所に建てまくった、買う方も「不動産は上がる」という楽観的な考えの下購入していたのが原因なので、市場が冷静になったら販売促進政策くらいでは事態の打開は難しいと感じます。
コメンテータープロフィール
早稲田大学政治経済学部卒。西日本新聞社記者、中国・大連に国費博士留学、少数民族向けの大学講師を経て現職。主な分野は中国新興企業、価値観・時代の変容と経済活動、マス向けコミュニケーション。近著に『新型コロナVS中国14億人』(小学館新書)。
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