補足地震発生から6日が経過し、余震の続く中、残る6人の救出作業が続けられる一方、他地域ではおおむね通常運転です。台湾メディアは、4日に台湾政府によって設置された口座に、6日午後の段階で7万件超、約4億8000万円が寄せられたと伝えています。義援金を寄せたのは海外30カ国・地域にのぼり、上位は香港、日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア。また、7日の段階で被災した方々に対して、住宅再建の補助、就業補助、税金の減免措置など支援策が発表されました。今後は、義援金の使途、現地観光業の立て直しや安全措置などの行方を見守っていくことになると思われます。台北や台南を含む台湾西部主要都市は、すでにおおむね落ち着きを取り戻しています。ただ現在、台湾への出張や旅行の方は、宿泊先の避難経路の確認など、ご自身の安全に留意してお過ごしください。
コメンテータープロフィール
1973年愛媛県生まれ。大学卒業後、出版社で編集者として勤務。2013年に退職して台湾に語学留学へ。1年で帰国する予定が、翌年うっかり台湾人と国際結婚。上阪徹のブックライター塾３期修了。2017年からYahoo!ニュースエキスパートオーサー。雑誌『& Premium』でコラム「台湾ブックナビ」を連載。2021年台湾師範大学台湾史研究所（修士課程）修了。
