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嵩原安三郎

嵩原安三郎

認証済み

弁護士(フォーゲル綜合法律事務所代表)

報告

見解皆さんのご指摘にもありましたが、「早期退職で後悔した事例」です。 私の経験では、多くの方は、パワハラに悩み、退職を申し出ても拒否され、最後に退職代行にすがったというケースです。 この記事の事例では退職代行サービスがなくても早期退職はあったかと思います。 ただ一方で、「退職代行サービスがあったから退職したが、そのようなサービスがなかったら長期で働いた」という事例も少ないながら全くないとは言えないかもしれません。これは退職代行の問題ではなく、「今のストレスに耐えるべきか否か」という観点で検討した方がよいと思います。 私はよく「3年先輩を見て、その人のようになりたいかを考える」ことを推奨しています。その人が尊敬できる人であれば、その人のようになりたいと思えるなら、耐える価値があるストレスかもしれません。しかし、そのような「尊敬できる先輩」がいないのなら、耐える必要の無いストレスです。

コメンテータープロフィール

嵩原安三郎

弁護士(フォーゲル綜合法律事務所代表)

沖縄県出身。京都大学法学部卒業。2000年大阪弁護士会登録。2007年、フォーゲル総合法律事務所を大阪市北区に設立。労働事件(使用者側、労働者側問わない)を中心に、企業法務、離婚事件、刑事事件など幅広く取り扱う。現在、多くのテレビ番組にコメンテーター、解説者として出演中。著書に「交渉上手ー質問する・誘導する・傾聴する」などがある。

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