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鈴木一人

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東京大学教授/地経学研究所長

報告

解説イスラエルにとってアサド政権が崩壊したとしても、シリアに脅威が残るという発想は続いており、これですべてが解決したとは思っていないだろう。ゴラン高原の外側にバッファゾーンを広げ、シリアの脅威を遠ざけることを目指しているが、当然ながらそれに対する反発も警戒している。ゆえにデモ隊であってもイスラエル軍に対する脅威とみなし、発砲したものとみられる。こうした「やられるかもしれない」という被害者意識がイスラエルを突き動かしている。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 髙岡豊

    中東の専門家(こぶた総合研究所代表)

    解説イスラエルも含め、シリア紛争に関与した諸国には各々目標と利害があります。シリア紛争に一定の決着がつい…続きを読む

コメンテータープロフィール

鈴木一人

東京大学教授/地経学研究所長

専門は国際政治経済学。研究対象は宇宙政策、核不拡散、原子力安全、国際保健ガバナンス、経済安全保障、経済制裁、半導体政策、欧州統合、中東問題(特にイラン)など。宇宙政策委員、国際宇宙アカデミー正会員、日本安全保障貿易学会会長などを兼任。

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