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鈴木一人

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東京大学教授/地経学研究所長

報告

解説こういう見出しのつけ方だと、日本だけが仲間外れにされたような印象になるが、現状としては拙速にイスラエル支持を出した5か国声明(カナダは含まれず)を修正する形で人道的な配慮を求める声明を出した形(これにはカナダも乗れる)なので、日本は最初からパレスチナ側にもイスラエル側にもつかず、中立的な立場を保つという立ち位置をとっているため、参加しなくても問題はない。むしろ日本が独自の立場をとることで、外交の余地を広げ、日本が人質交換や和平交渉の対話の糸口を提供することもできる。G7でまとまればよいというものではない。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

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    慶應義塾大学総合政策学部准教授

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コメンテータープロフィール

鈴木一人

東京大学教授/地経学研究所長

専門は国際政治経済学。研究対象は宇宙政策、核不拡散、原子力安全、国際保健ガバナンス、経済安全保障、経済制裁、半導体政策、欧州統合、中東問題(特にイラン)など。宇宙政策委員、国際宇宙アカデミー正会員、日本安全保障貿易学会会長などを兼任。

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