補足小説「正体」を書いた染井為人さんは2017年「悪い夏」で第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞に輝き、作家としてキャリアを重ねています。染井さんが以前芸能マネージャーをしていた頃、私は当時撮影をしていた現場で染井さんと出会いました。タレントさんたちからの信頼も厚く、実直で曲がったことの嫌いな方なんだなというイメージを抱いています。作品にも、染井さんの人に対するそんな実直なスタンスが表れているように感じます。 「正体」は染井さんの4作目の作品で、とても話題となりました。記事にあるように、映画化に際して藤井道人監督と主演俳優とはクランクイン前から連絡を取り合い、作品に対するリスペクトや覚悟を感じたとのこと。主演・主人公が未解禁というのも大きな注目ポイントですが、今回発表された主演以外の4人のメインキャストの顔ぶれをみると、ますます誰が主人公を演じるのか楽しみです。
コメンテータープロフィール
ライターおよびフォトグラファーとして90年代から活動。2005年以降は芸能を主軸に『夕刊フジ』『昭和40年男』などの紙媒体、『芸能!裏チャンネル』『テレビPABLO』といったネットメディアに携わる。コメンテーターとしてはCS『水道橋博士の80年代伝説』出演のほか2013年~2015年CBCラジオ『丹野みどりのよりどりっ!』のエンタメ情報をレギュラーで担当。ガールズ演劇のプロデューサーを務めるなど制作側の経験もある。「ペンとカメラ両方の知見から広くエンターテインメントを捉えたい」としている。
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