補足釈由美子さんを取材したのは映画「ＫＩＲＩ」の頃でしたから9年前。この作品の撮影時は釈さんのお父さんがガンで闘病生活をしていて、ひさびさ本格アクションに臨んだハードな撮影を支えたのはそんなお父さんへの思いだったと明かしてくれました。 4姉妹の次女である釈さん、子どもの頃から努力を重ねても厳格なお父さんに認めてもらうことができず不仲な時期もあったとか。そして父娘関係が修復されたと思ったら、ガンで余命宣告。そんな状況で撮影に入っていいのか悩んだ釈さんですが、お父さんが『おれもガンと闘うからお前も闘ってこい』と背中を押してくれたのでした。完成した作品を見せたかった釈さんでしたが、残念ながらお父さんは公開を待つことなく旅立ってしまいました。 この記事で出産を通し人生観が大きく変わったと話していますが、人生観が変わったからこそ表現できるものもあるかと思います。俳優としての今後にも期待しましょう。
コメンテータープロフィール
ライターおよびフォトグラファーとして90年代から活動。2005年以降は芸能を主軸に『夕刊フジ』『昭和40年男』などの紙媒体、『芸能!裏チャンネル』『テレビPABLO』といったネットメディアに携わる。コメンテーターとしてはCS『水道橋博士の80年代伝説』出演のほか2013年～2015年CBCラジオ『丹野みどりのよりどりっ!』のエンタメ情報をレギュラーで担当。ガールズ演劇のプロデューサーを務めるなど制作側の経験もある。「ペンとカメラ両方の知見から広くエンターテインメントを捉えたい」としている。
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