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白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説比例代表は43人が重複立候補を認めない、さらに小選挙区は6人が非公認ということだ。 しかし、問題はないわけではない。 ①裏金議員とされている方は80名以上いた。今回の衆議院ではこうした対応になったが、今後の選挙においても同様の対応になるのだろうか? 来年には参院選も控えている。衆院議員だけこうした対応では、参院議員との公平性が担保できない。 ②比例単独の議員に対してはどういった対応となるのだろうか? 比例単独の議員を比例で認めないという事となれば、それは小選挙区で出馬できる議員との間で不公平感が広がる。 ③非公認で当選された方は自民党に追加公認されるのだろうか? など、いくつかの疑問があがるところだ。石破首相はしっかりと国民に説明する必要があり、野党の批判も続くものと考えられる。 代表質問での野田代表の質問が注目される。

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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