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白鳥浩

白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説こうしたなかで、現職の小池氏か、小池氏ではないか、という信任投票の色彩を、徐々にこの都知事選は帯びつつある。 そうした中で、反小池票は乱立する候補者の中に分散され、現職が有利な状況が作り上げられているともいえる。 短い選挙期間の間に、1153万人もいる有権者に対して、新人候補者はどのようにして浸透するか、という大きな課題が、この「大都市」である東京の都知事選挙については指摘されてきた。 1400万人をこえる都民の明日をうらなう選挙であり、投票日までしっかりとした政策議論が期待される。しっかりと政策本位の選択を行う必要がある。

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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