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白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

最大の人口を抱える東京で過去最多の7千人をかぞえることとなったと報じられている。 社会経済活動と感染拡大防止という難しい連立方程式の解を、岸田政権、小池都政は求められている。 岸田氏は全身全霊をかけてコロナ対策に臨むとしているが、まん延防止措置が、その解であるかは少し疑問が残る。 社会経済活動の維持に力点を置くならば、そもそもの行動制限は、その回復にブレーキをかけるものであろうし、感染拡大防止に力点を置くならば、より強い行動制限を必要とするべきであるだろう。 このまん延防止措置という中間的な決定は、岸田政権の苦悩を表しているのかもしれない。

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コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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