解説結局、与党だけで政治資金規正法の改正を、参院委で可決することとなってしまった。 この一連の騒動の中で、自民党の決定形成の在り方に対して、疑問を残すこととなってしまったといえる。 現在の自民党では、党内の議論はどのように決定されていくのだろうか。一度決定した自民党案を、総裁である岸田氏が個人プレーで公明、維新の要求を呑む形で修正し、しかし結局は維新の要求を反故にする形で、維新の反対を招いてしまった。 自民党のガバナンスの欠如だけがクローズアップされている。そして可決された改正案も、事前に抜け穴だらけとして指摘されている。 明日の参院本会議で、これを改正したからといって、「政治とカネ」の問題に対して、問題が解決したということにならないことは肝に銘じておく必要がある。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。
白鳥浩の最近のコメント
コメントランキング
- 1
「正直何も思ってなかった」自慰行為強要、わいせつ画像拡散のイジメ加害生徒らを直撃【旭川14歳女子凍死】《調査結果公表へ》
文春オンライン - 2
【賛否】人気ラーメン店「イヤホンやめて」SNS投稿 片手でゲーム…回転率はダウン
テレビ朝日系(ANN) - 3
小学校2校で教諭のミスでプールの水が流出 学校長、損失負担の意向
朝日新聞デジタル - 4
粗大ごみの中から現金9万円 警察に届け出ず処理施設の職員たちが焼き肉店での飲食に使用 見つけた現金で菓子やジュース購入…習慣化 広域連合が処分や指導
NBS長野放送 - 5
大阪府民は厳しい評価「おもんない」非関西系芸人ランキング… 爆笑問題、マヂラブを抑えた1位は?
SmartFLASH