Yahoo!ニュース

白鳥浩

白鳥浩

認証済み

法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説立憲民主党は「パーティーの全面的な禁止」をもとめているはずだ。 そうしたなかで、党の選対委員長が政治資金パーティーを開催するという。これは国会の今後の審議にも大きく影響を与えていくだろう。 選対委員長が、こうしたパーティーを開くというのは、今後予想される早期の解散に向けての選挙対策資金を集めるという意図があるのだろうか。 党の方針として「パーティーの全面的な禁止」を求めているにもかかわらず、現在ではパーティーは認められている、何ら違法ではない、というのはそのとおりである。しかし「制度として法律が通った場合にはやらない」というのはいかがなものか。 およそ党に所属するものとして、党の提案に従ったほうが良いのではないだろうか。その方が国民にも説得力がある。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった174

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 平河エリ

    ライター/『Blue Chronicle』エディター

    見解政治資金規制法では、政治資金パーティーとは「政治資金を集める目的で」開催されるものとしています。つま…続きを読む

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

白鳥浩の最近のコメント