【速報】市原ホテル強盗殺人、現金被害は数万円程度か
千葉日報オンライン
解説警察は強盗事件の捜査において、「なぜこの日付を狙ったのか」という点を重要な捜査項目としています。例えば、1週間分の売上を銀行に預ける前日や、グループ店舗の集金日など、特定の日に多額の現金が集まるタイミングを狙っている場合、店舗の集金状況などを把握した上での計画的犯行と推測されるからです。 しかし、今回の事件では、そのような綿密な計画が見られません。防犯カメラに布を被せるといった行動についても、その場で思いついたものであることも否定できず、もし警察の捜査に精通した人物であれば、防犯カメラの証拠を隠滅する際にもっと別の方法を取るはずです。 また、現場に凶器を遺留するなどの点からも、行動が手荒で稚拙である素人の手口である可能性が高いと考えられます。
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22年の警察人生のうち、埼玉県警察本部刑事部捜査第一課で10年間従事し、数々の重要事件捜査本部において被疑者の逮捕、取り調べ、捜査関係者からの情報収集、被害者対策、遺族担当に関わり、多くの経験があります。また、捜査一課においては、デジタルフォレンジック(デジタル証拠)を収集・ 解析するデジタル捜査班⻑として、パソコン、防犯カメラ、スマートフォンの解析を経験しており、サイバー犯罪捜査においても知識を有しています。