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佐々木正明

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大和大学社会学部教授/ジャーナリスト

報告

解説ゼレンスキー大統領はモディ首相の「熱烈ハグ」について「世界で最も残虐な犯罪者を抱きしめるのを見るのは大きな失望」と評した。 無理もない。前日、キーウの小児科病院なとが露軍のミサイル攻撃に遭い、40人以上が亡くなったからだ。 プーチン大統領はモディ氏をクレムリンではなく、モスクワ西部にある自らの邸宅に迎え入れた。 秋田犬ゆめが飼われているとされる豪邸。西側との対立が先鋭化する中で、この事実だけを見ても、プーチン政権がいかにインドとの友好を国内外にアピールしようとしているのかがわかる。 現地メディアを見ると、制裁下で貴重な露の収入源となっている、インドへのエネルギー供給の長期契約が交わされるとの見通しが広がっている。 この訪問をニューヨークタイムズがこう評している。 「この訪問は西側がモスクワの孤立を継続する中でも、自らの外交路線を堅持するというインド指導者の決意を示している」

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コメンテータープロフィール

佐々木正明

大和大学社会学部教授/ジャーナリスト

岩手県一関市生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科(現・大阪大学)卒業後、産経新聞社入社。モスクワ支局長、リオデジャネイロ支局長を経て、運動部次長、社会部次長などを歴任。2021年より現職。専門分野はロシア・旧ソ連諸国情勢、国際情勢に加え、オリンピック・パラリンピック、捕鯨問題などにも詳しい。フィギュアスケート関連ではNumberなどにも寄稿。単著に「シー・シェパードの正体」(扶桑社新書)「環境テロリストの正体」(新潮新書)。近著は「動物の権利」運動の正体(PHP新書)

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