Yahoo!ニュース

サニーカミヤ

サニーカミヤ

認証済み

元レスキュー隊員/日本防災教育訓練センター 代表理事

報告

防炎性能が乏しいビニール製の飛沫防止シートに一度火がつくと、一気に燃えあがり、瞬時に周囲の可燃物に燃え広がっていくことがわかっています。 また、飛沫防止シートは燃えた状態でポタポタと垂れていくことから、火が落ちながら 延焼拡大する可能性があると十分考えられます。 ビニールシートによる火災の被害を軽減するためには、ポリ塩化ビニール製やポリカーボネート製の防炎性能を有するシートを選び、コンロを使用する場所や照明器具から、できるだけ離して設置しましょう。 また、設置後は、次の3つのポイントに注意しましょう。 飛沫防止シート付近で: 1、火気を使用した調理は行わないこと。 2、喫煙は決してしないこと。特にライターを点火させないようにすること。 3、飛び跳ねた油等は常に除去して、火災発生の要因排除に努めること。 冬場はアルコールによる清掃中に静電気による着衣着火にも気をつけましょう。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった595

コメンテータープロフィール

サニーカミヤ

元レスキュー隊員/日本防災教育訓練センター 代表理事

防災・危機管理コンサルタント、日本防災教育訓練センターの代表理事 サニー カミヤは、福岡市消防局でレスキュー隊員、救急隊員、消防士として、ニューヨーク州ウェスチェスターで救急隊員として、また、国際消防情報協会企画調査員として、計34カ国、約5000件のさまざまな災害現場(火災、交通事故、水難事故、山岳救助、工場等機械事故救助、特殊施設救助、火山噴火災害など)で消防活動し、人命救助した人数は約1500名以上。台風下の韓国船沈没事故で乗組員4名を救助し、内閣総理大臣表彰も受賞。数々の現場で体験した実際の災害事情や災害地域の特性に応じた経験豊富な内容で防災教育・危機管理講演や防災教育を行っています。

関連リンク(外部サイト)

サニーカミヤの最近のコメント