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大津秀一

大津秀一

認証済み

緩和ケア医師

報告

見解記事中にある「自分のことを後回し」にしないということはとても重要なことです。身体の変調への対応を後回しにして、がんの発見や診断が遅れてしまうということはあるものです。乳がんは、内臓のがんと異なって、体表にできるため、セルフチェックが有効です。毎月1回程度の実施が推奨されています。乳がんは大変多いがんで、男性もなりますが、女性は誰もが罹患する可能性があるがんとも言えます。罹患率は30代後半から増え、40代後半から50代前半にピークを迎え、仕事や子育てで忙しい中に不意に罹患することがあって、対応が後回しになりやすいとも言えます。早期にわかると見通しも良いがんであり、セルフチェックや適切な検診等で、速やかな対処につなげたいものです。

コメンテータープロフィール

岐阜大学医学部卒業。緩和医療専門医。日本初の早期緩和ケア外来専業クリニック院長。早期からの緩和ケア全国相談『どこでも緩和』運営。2003年緩和ケアを開始し、2005年日本最年少の緩和ケア医となる。緩和ケアの普及を目指し2006年から執筆活動開始、著書累計65万部(『死ぬときに後悔すること25』他)。同年笹川医学医療研究財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。ホスピス医、在宅医を経て2010年から東邦大学大森病院緩和ケアセンターに所属し緩和ケアセンター長を務め、2018年より現職。内科専門医、老年病専門医、消化器病専門医。YouTubeでも情報発信を行い、正しい医療情報の普及に努めている。

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