補足障がいのある子どもに「ありがとう」と述べている。そこには、いろいろな気持ちが入っている。26歳という短い人生であったが、自分の生を全うした子どものがんばりをほめてあげたい、親として成長できた・教えてもらった、献身的に愛情をもってケアをしてくれた妻やきょうだい、医療スタッフ等の存在を知ること等に対してである。 そこには、障がいのある子どもである前にこの世に生を享けた大切な「子ども」を思いやる親として、家族の大切な一員として、社会の一員としてよりよく生きてほしいという気持ちがあふれている。 医療・保健・福祉等のケアが必要な難病・障がい児・者は、専門的ケアだけでなく家族ケアに委ねられることが多い状況にある。障がい児・者は「保護される存在」ではなく、障がい児・者である前に「1人の人間」「多くの可能性のある存在」としてとらえ、社会的ケアを推し進める必要がある。
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コメンテータープロフィール
新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授。貧困・低所得問題を中心として研究・社会的活動を行う。専門は社会保障論、社会福祉論。日本社会事業大学・社会事業学校教員、東京都立大学教授、明治大学教授を経て2024年4月より現職。著書として『生活困窮者自立支援-支援の考え方・制度解説・支援方法』(編 著、中央法規)、『貧困問題とソ ーシャルワーク』(共編、有斐閣)、『生活保護における社会福祉実践』(単著、全社協)等。社会的活動として社会保障審議会委員(厚労省)、神奈川県子ども・若者施策審議会委員、東京都社会福祉協議会理事等
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