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大元隆志

大元隆志

認証済み

CISOアドバイザー

報告

解説"各情報は個人毎には紐付けられない表示となっておりました為、個人を特定することは困難であると判断しております。"とあるのですが、閲覧可能であった情報は「歌舞伎会会員番号」「氏名」「参加人数」「メールアドレス」「郵便番号」「住所」とあり、十分に個人を特定可能な情報だと考えられます。 もはや定番となりつつあるGoogleフォームの誤設定による情報漏えいですが、 日本では多数発生しているものの、海外のセキュリティエンジニアと会話すると「殆ど聞いたことが無い」と言われるほどに、日本では多数発生しているものの海外では見かけません。 Googleフォームの設定で「結果の概要を表示する」をオフにするだけで防げるトラブルです。そもそもこの機能は初期値はオフです。設定が不十分というよりは、確認漏れ、もしくは本来有効にすべきで無い機能を有効化してしまったという状況ではないかと推測されます。

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  • 森井昌克

    神戸大学大学院工学研究科 特命教授・名誉教授

    見解個人を特定できない形で応募された顧客情報とはどういう情報でしょうか。一般的には想像できません。もしそ…続きを読む

コメンテータープロフィール

通信事業者用スパムメール対策、VoIP脆弱性診断等の経験を経て、現在は企業セキュリティの現状課題分析から対策ソリューションの検討、セキュリティトレーニング等企業経営におけるセキュリティ業務を幅広く支援。 ITやセキュリティの知識が無い人にセキュリティのリスクを解りやすく伝えます。 受賞歴:アカマイ社 ゼロトラストセキュリティアワード、マカフィー社 CASBパートナーオブ・ザ・イヤー等。所有資格:CISM、CISA、CDPSE、AWS SA Pro、CCSK、個人情報保護監査人、シニアモバイルシステムコンサルタント。書籍:『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』など著書多数。

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