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大元隆志

大元隆志

認証済み

CISOアドバイザー

報告

補足記事中にも「この手法は、まだ表面化していないが、今後主流になる可能性がある。」と言った記載がある通り、GPS情報の改竄は主流とは言えないサイバー攻撃だと思います。 戦争などの有事を想定した場合には考慮しておくべき技術と言った所でしょうか。 位置情報判定に用いられる情報としては、GPS、Wi-Fi、IPアドレスなどを利用して判断するのが一般的です。 GPSレベルの偽装は民間企業レベルでは、発生可能性等を考慮すると現時点ではここまでのリスクを想定しなければならないのは極一部の企業と推測されます。 但しIPアドレスを偽装し、異なる地域からアクセスしてるとする攻撃は一般的になっているので送信元IPアドレスベースでの脅威対策に依存してる企業は、送信元IPアドレスの偽装対策を考える必要はあるでしょう。

コメンテータープロフィール

通信事業者用スパムメール対策、VoIP脆弱性診断等の経験を経て、現在は企業セキュリティの現状課題分析から対策ソリューションの検討、セキュリティトレーニング等企業経営におけるセキュリティ業務を幅広く支援。 ITやセキュリティの知識が無い人にセキュリティのリスクを解りやすく伝えます。 受賞歴:アカマイ社 ゼロトラストセキュリティアワード、マカフィー社 CASBパートナーオブ・ザ・イヤー等。所有資格:CISM、CISA、CDPSE、AWS SA Pro、CCSK、個人情報保護監査人、シニアモバイルシステムコンサルタント。書籍:『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』など著書多数。

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