見解立憲民主党が政治資金パーティーを全面禁止する案を出しているなか、党幹部がパーティーを開くことへの批判が高まり、ついに岡田幹事長が自らのパーティーの開催を中止しました。「政治改革に熱心ではないという印象を与えている」というのが理由。 しかし、パーティーを全面禁止する案を出したのも、批判が出てパーティーの開催を中止するのも、結局、「カネのかからない政治」を求める世論に迎合しているにすぎません。定見がなく、ふらふらしているだけ。 朝日新聞デジタル1月27日によると、岡田幹事長は当初、パーティーの全面禁止に慎重姿勢であり、「私は年に数回パーティーを開き、複数の秘書の給与をまかなっている」と述べるなど、パーティー収入の重要性を吐露していたそうです。 立憲民主党は、適切な形態のパーティーについては、容認した方がいいのではないでしょうか。パーティーや政治献金は、市民の政治参加の一つの方法です。
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コメンテータープロフィール
専門は日本政治外交史、現代日本政治論。近著に、『自民党―「一強」の実像』中公新書、『自公政権とは何か』ちくま新書、『日本共産党』中公新書など。
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