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中北浩爾

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政治学者/中央大学法学部教授

報告

志位委員長の発言は、論理的とは思えません。この間の継続的な選挙での後退や党勢の後退は、志位氏の指導の誤りだと考えられており、だから長すぎるという批判が上っているのではないでしょうか。 実際、志位氏は演説の中で「私が党の責任者として選挙や党勢後退の責任を負っていることについては、節々で率直に明らかにし、反省点を明確にし、全党の皆さんとともにその打開に力を尽くしている途上であります」とも発言しています。 選挙での後退や党勢の後退は、志位氏の責任なのか、責任ではないのか、どちらなのでしょうか。仮に責任はあるけれども、辞めるほどではないというのであれば、どれぐらい選挙での後退や党勢の後退が続くとお辞めになるのでしょうか。 現在の委員長の選び方が「最も民主的で合理的な選出方法」だと言いますが、複数の候補者による自由な選挙が行われているわけではありません。それで「最も民主的」なのでしょうか。

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コメンテータープロフィール

中北浩爾

政治学者/中央大学法学部教授

専門は日本政治外交史、現代日本政治論。近著に、『自民党―「一強」の実像』中公新書、『自公政権とは何か』ちくま新書、『日本共産党』中公新書など。

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