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中北浩爾

中北浩爾

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政治学者/中央大学法学部教授

報告

解説衆議院3補選では、立憲民主党候補が全勝という結果になった。派閥のパーティー券の裏金問題が痛撃したとみられます。 岸田総理が今国会会期末に衆議院解散を断行するのは事実上、不可能になったとみてよいでしょう。「選挙の顔」になり得ない以上、9月の自民党総裁選の出馬についても難しくなりました。直ちに「岸田おろし」は起きないでしょうが、ポスト岸田への動きが水面下で激しくなると思われます。 他方、立憲民主党ですが、この結果を受けて勢いづくことになります。ただし、東京15区に注目して共産党との野党共闘による勝利とみるのか、政権交代を見据えて現実路線に舵を切るのか、今後の動向が注目されます。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説衆院3補選では、立憲民主党の公認候補がいずれも当確となった。 おもえば、これらすべての議席はもともと…続きを読む

  • 大濱崎卓真

    選挙コンサルタント・政治アナリスト

    見解報道各社の情勢調査と変わらぬ結果となりました。立憲が補欠選挙で3戦3勝したことで、当面の解散は厳しい…続きを読む

コメンテータープロフィール

中北浩爾

政治学者/中央大学法学部教授

専門は日本政治外交史、現代日本政治論。近著に、『自民党―「一強」の実像』中公新書、『自公政権とは何か』ちくま新書、『日本共産党』中公新書など。

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