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村野将

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米ハドソン研究所研究員

報告

解説事実であれば、世界で初めてICBMが実戦使用された事例となりますが、世界中のあらゆるミサイル発射活動を監視している米国からの発表はまだ出ていません。数日前(ウクライナ発の情報として)、ロシアが米国がウクライナに供与したATACMSによるロシア領内への攻撃解禁に対抗し、通常弾頭を装備したICBM/RS-26による報復の可能性を示唆した報道がありましたが、それが使われたのでしょうか。 いずれにせよウクライナ軍単独では、弾道ミサイルの詳細な識別は不可能でしょうから、正確な事実関係については米国の発表を待つべきでしょう。

コメンテータープロフィール

岡崎研究所や官公庁で戦略情報分析・政策立案業務に従事したのち、2019年より現職。マクマスター元国家安全保障担当大統領補佐官らと共に、日米防衛協力に関する政策研究プロジェクトを担当。専門は、日米の安全保障政策、核・ミサイル防衛政策、抑止論など。 【近著】 -ブラッド・ロバーツ(監訳・解説)「正しい核戦略とは何か」(勁草書房、2022年) -峯村健司他(共著)「ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界」(幻冬舎新書、2022年) -森本敏、高橋杉雄他(共著)「新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛」(並木書房、 2020年9月)

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