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桃田健史

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自動車ジャーナリスト

報告

見解「失望」とは言い過ぎ。 だが、技術面ではテスラが採用している自動運転技術の多くは、グローバルですでに社会実装されているものであり、その進化系と見られるため、市場に対する「驚き」はなかった。 一方で、「驚き」だったのは「ロボタクシー」を跳ね上げ式2ドア車というボディスタイルとしたこと。 20人乗車の「ロボバン」は公共交通用としても、「ロボタクシー」を乗用車寄りで設定している点が興味深い。 また、「モデル3」など既販モデルについても、テスラでVer.12と呼ばれる自動運転技術による、実質的レベル3 (クルマのシステムが運転の主体、状況に応じてドライバー運転)を標準化するということ。 また、歩行型ロボットの市場導入も提案するなど、「新しいライフスタイル」というマーケティング手法としては上手い。 日系メーカーはこの点、「生真面目」な技術論が先行しがち。 テスラに学ぶこと多し。

コメンテータープロフィール

専門は世界自動車産業。周辺産業として、エネルギー、IT、高齢化問題などをカバー。近年の取材対象は、先進国から新興国へのパラダイムシフト、EV等の車両電動化、自動運転、情報通信のテレマティクス、高齢ドライバー問題や公共交通再編など。日本自動車ジャーナリスト協会会員。福井県永平寺町エボルーション大使。

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