解説一連の議論の中で、日本への原爆投下を軽視するような発言も飛び出した。マスク氏が「原子力発電は最も安全な発電方法だ」と発言し、それに続けて、「広島と長崎には原爆が投下されたが、今や都市として完全に復興している」と述べたのに対し、トランプ氏は「それは素晴らしい、素晴らしい」と相槌を打ったのだ。 今年の長崎での平和祈念式典にはイスラエルは招かれず、これを不服とした駐日米国大使が、他G7諸国の駐日大使とともに式典を欠席したばかりだ。とりわけアメリカの欠席は、原爆投下を行った当事国としてあまりに無責任な行動と非難されている。それから1週間も経たずして飛び出したトランプ氏の上記の発言。原発をめぐる話の中で飛び出したものとはいえ、実戦で核を用いた経験のある唯一の国の元大統領の発言として、あまりに軽薄なものであると批判されても仕方がないものといえるだろう。
コメンテータープロフィール
アメリカ政治・外交、国際関係論、平和研究。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、関西外国語大学助教、高崎経済大学経済学部国際学科准教授を経て2022年より現職。著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会、2014年)共訳・解説に『リベラリズムー失われた歴史と現在』(ヘレナ・ローゼンブラット著、青土社)。
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