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三牧聖子

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同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

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解説Axios誌は、民主党の有力議員数名による非公式の談話として、党の重鎮や友人らからの圧力が高まる中、バイデン大統領は今週末にも大統領選から撤退する決断を下すだろうという内容を伝えている。現時点で、民主党支持者の3分の2がバイデンの撤退を求め、ペロシ元下院議長ら党の重鎮らも次々に、バイデンではトランプに勝てず、議会選挙でも苦戦が見込まれると公に発言するようになっていた。今日まで開催されていた共和党の党大会には、トランプと予備選で舌戦を繰り広げたヘイリーも駆けつけ、トランプ支持を全面にうたい、「団結」を全面的に打ち出すことに成功した。バイデン撤退をめぐり分断してきた民主党は今後まとまっていけるのか、注目される。

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コメンテータープロフィール

三牧聖子

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

アメリカ政治・外交、国際関係論、平和研究。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、関西外国語大学助教、高崎経済大学経済学部国際学科准教授を経て2022年より現職。著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会、2014年)共訳・解説に『リベラリズムー失われた歴史と現在』(ヘレナ・ローゼンブラット著、青土社)。

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