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松崎健夫

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映画評論家

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補足兵庫県は日本海と瀬戸内海に挟まれ、南北に長い地形であるという特徴があります。記事内にもあるように、『ルート29』(24)の舞台となる国道29号線は、瀬戸内海側の兵庫県姫路市から日本海側の鳥取県鳥取市を結んだ道路。3時間もあれば移動できる距離なのですが、トラブルが重なることでふたりの大冒険が始まるという展開になってゆきます。その大きな理由は、県中央地帯が山間部である点。南北の移動ルートが限られているため、一度ルートを外れると元の道に戻るのが困難になってしまうのです。今作で綾瀬はるかさんと“旅”をする大沢一菜さんは、『こちらあみ子』(22)の個性的な主人公・あみこを演じて高崎映画祭の最優秀新人賞などに輝いた逸材。また、宮藤官九郎さん脚本・演出のドラマ「季節のない街」では又吉直樹さんの子供役を演じていました。『ルート29』でも大沢さんの存在そのものが作品の根幹となっていることに驚かれるはずです。

コメンテータープロフィール

東京芸藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。テレビ、映画の現場を経て執筆業に転向。『WOWOWぷらすと』『米粒写経 談話室』『シン・ラジオ〜ヒューマニスタは、かく語りき〜』など、テレビ・ラジオ・配信番組に出演。YouTube『そえまつ映画館』を毎週金曜日に更新、Loftにて『映画解説講座』を定期開催中。『キネマ旬報』『DVD&動画配信でーた』劇場パンフレット等に多数寄稿、共著に『現代映画用語事典』(キネマ旬報社)などがある。ゴールデン・グローブ賞の国際投票権を持ち、キネマ旬報ベスト・テン選考委員、田辺・弁慶映画祭審査員、デジタルハリウッド大学客員准教授などを務めている。日本映画ペンクラブ会員。

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