補足スーパーのコメ価格が高止まりしている。その背景には、農協が基本であったコメの集荷において、民間業者の買取が増加しており新米を確保する競争が激化しているという背景がある。 心配なのは、スーパーのコメの販売数量が減少していることだ。その数量は、前年に比べて1、2割下回っており消費減少も予想される。コメ消費全体が減少を続ける中で、価格が原因となって消費が減少するのであれば、対策を打たねばならない。今後の消費の推移に注目する必要がある。
コメンテータープロフィール
農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学兼任講師。京都大学農学研究科に在籍し国内外の農業や食料について研究。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行ってきた。ヤフーニュースでは、農業経験から農や食について語る。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析する。有料記事「農家ジャーナリストが耕す「持続可能な食と農」の未来」配信中。メディア出演歴「正義のミカタ」「めざましテレビ」等。記事等に関する連絡先:kurodaira1974@gmail.com(お急ぎの方は連絡先をご教示くだされば返信します)。