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増沢隆太

増沢隆太認証済み

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「謝罪のプロ」こと危機管理コミュニケーション専門家

報告

見解危機対応においては、冷静な優先順位付けが最も大切です。 安全管理の基準(禁酒時間やアルコール量)と手順(チェック体制や対応策)がごっちゃになりがちですが、優先されるべきは手順です。 未成年のスポーツ選手が飲酒や喫煙をしたという報道では、「俺も昔から飲んでた・吸ってた」自慢のような基準そのものを否定する意見が多く見られましたが、危機への対応、安全対策としては全く意味がありません。 本来禁じられている摂取アルコール量や禁酒時間を守れなかったのであれば、安全への対応を怠ったかどで厳重な処罰が下されなければ安全維持はできません。まして搭乗客がその遅延被害を被ったことなど、弁護の余地は無いように思います。 基準への疑義は、こうした事件時ではなく平時に考えることであり、今やるべきことではないでしょう。

コメンテータープロフィール

増沢隆太

「謝罪のプロ」こと危機管理コミュニケーション専門家

東北大学特任教授/人事コンサルタント/産業カウンセラー。コミュニケーション専門家として企業研修や大学講義を行う中、危機管理コミュニケーションの一環で解説した「謝罪」が注目され「謝罪のプロ」と命名されるが、実はコミュニケーションとキャリアデザインのWメジャーが専門。ハラスメント対策、就活、再就職支援など、あらゆる人事課題で、上場企業、巨大官庁から個店サービス業まで担当。理系学生キャリア指導の第一人者として、日本初の理系専用キャリアガイドを著わし、理系マイナビ他Webコンテンツも多数執筆。30代に会社を辞め、自費によるロンドン大学大学院留学でキャリアチェンジを果たしたリスキリング先駆者。

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