Yahoo!ニュース

牧原出

牧原出認証済み

認証済み

東京大学先端科学技術研究センター教授

報告

解説不支持率の減り方がそれなりの割合であることがポイントでしょう。石破政権は、大きな混乱を招かず、野党の要求にある程度答えていれば、これ以上大きく支持率は落とさないでしょう。前回は7割が石破政権継続を容認していましたが、今回はどうなったかも見所です。石破首相が自民党の「悪しき」総意と距離を置くと政権への信頼が増し、総選挙の時のように自民党と一体化すると支持を落とす傾向があるようです。石破首相が自民党に対して当事者意識を強く出さないことが政権維持の鍵になりつつあります。従来の自民党とは異なる総理総裁が生まれつつあるということでしょう。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった134

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説今回の調査では内閣支持率は、微増だがほぼ横ばいであるという事が理解できる。 しかしながら、支持率より…続きを読む

コメンテータープロフィール

牧原出

東京大学先端科学技術研究センター教授

1967年生まれ。1990年、東京大学法学部卒業。東北大学法学部助教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス客員研究員、東北大学大学院法学研究科教授などを経て2013年より現職です。 官僚制の歴史研究と政治家・官僚へのオーラル・ヒストリーを用いて、日本政治を研究しながら、現在の政治・行政をウォッチしています。著書に『 内閣政治と「大蔵省支配」』(中央公論新社)、『行政改革と調整のシステム』(東京大学出版会)、『権力移行』(NHK出版)、『「安倍一強」の謎』(朝日新聞出版)、『崩れる政治を立て直す』(講談社)など。

牧原出の最近のコメント