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前嶋和弘

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上智大学総合グローバル学部教授

報告

補足イスラエルにガザでの自制を求めているバイデン政権(そしてハリス)にとって、いま最も痛いのが、イランが本格的にイスラエルを攻撃し、イスラエルに大きな被害が起こること。そうなったら、バイデンとの討論会では「お前は(イスラエルを守らない)パレスチナ人だ」と言い放ち、ハリスとの討論会では「彼女はイスラエルを憎んでいる」とかなり誇張したトランプの指摘通りとみられかねない状況に。そのための安心供与としてのイスラエルの防空能力強化。ただ、これがネタニヤフ政権の強硬策をさらに推し進める一因にもなります。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 高橋和夫

    国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

    補足イスラエルを守るという強いメッセージを発する意図だろう。しかし、民主党のハリス候補を助けたければ、戦…続きを読む

コメンテータープロフィール

前嶋和弘

上智大学総合グローバル学部教授

専門はアメリカ現代政治外交。上智大学外国語学部英語学科卒、ジョージタウン大学大学院政治修士課程修了(MA)、メリーランド大学大学院政治学博士課程修了(Ph.D.)。主要著作は『アメリカ政治とメディア:政治のインフラから政治の主役になるマスメディア』(北樹出版,2011年)、『キャンセルカルチャー:アメリカ、貶めあう社会』(小学館、2022年)、『アメリカ政治』(共著、有斐閣、2023年)、『危機のアメリカ「選挙デモクラシー」』(共編著,東信堂,2020年)、『現代アメリカ政治とメディア』(共編著,東洋経済新報社,2019年)等。

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