補足10月以降『マンガ図書館Z』では、「アダルトコンテンツの取り扱い」を理由として、カード会社などの決済代行会社から契約を解約され、ビットキャッシュでしかプレミアム会員サービスやPDF版の購入が出来なくなっていました。今回の停止は、こうした背景と無縁ではないでしょう。 成人向けコンテンツのサイトで、同様の決済サービス解約は行われてきましたが、ついに『マンガ図書館Z』のようなサイトにまで、というのが正直な感想です。 『マンガ図書館Z』は絶版作品のアーカイブであると同時に、漫画家さんが過去作で収入を得ることができる貴重な場でした。 そして成人向けコンテンツを含め、こうした膨大な作品群があるからこそ、世界に誇る日本の漫画が生まれているのだと思います。 カード会社側も、自社のブランドイメージを守る必要があるとは思いますが、今後はお互いが納得できる落としどころが見つかればいいのですが。
コメンテータープロフィール
ライター・編集者。出版社にて単行本・電子書籍の編集を経験した後、2004年頃からフリーランスに。漫画・アニメ・映画関係の紹介や取材、コラムの執筆や、漫画・ライトノベルの編集などを手がける。web媒体ではマグミクス、リアルサウンド、現代ビジネスほかに寄稿。
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