幼稚園の絨毯倒れて女児骨折、二度の手術とリハビリも踏み込んだ「調査」されず…保護者の憤り
弁護士ドットコムニュース
解説幼稚園側の「予見できない事故」という言い分に違和感を感じます。 現在の日本の保育は「環境による保育」ということが、とても大切にされています。これは幼稚園教諭が、子どもたちの成長や関心に合わせて、保育室内や園庭などの環境構成を行い、子どもたちが主体的に環境に関わり遊べるようにしていくのです。その最も基本は「安全な環境」を作り出すことです。いくら教育的に素晴らしい環境であっても、子どもたちに危険が及ぶようではそれは適切なものではありません。 また保育における最大のリスクは、子ども自身です。しかしだからこそ、保育という営みが求められるのです。子どもは幼く未熟な存在です。自分で危険の回避や予知、あるいはそれらを避ける環境を作り出すことはできません。その安全が大前提の幼稚園での事故、そしてそれらを「予見できない」と堂々と答える幼稚園の在り方は、果たして正しいものなのでしょうか。
大阪教育大学健康安全教育系教育学部教員養成課程家政教育部門 (保育学) 教授。大阪教育大学附属天王寺小学校長。2009年関西学院大学大学院人間福祉研究科後期博士課程満期退学。西宮市市役所初の男性保母として採用・市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」三人の男の子それぞれに育児休暇を取得。それらの体験を持ちに「父親の育児支援」研究を始める。東京大学発達保育実践政策学センター研究員。NPOファザーリングジャパン顧問。堺市子ども子育て会議座長。
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