解説児童虐待のニュースが後を絶ちません。平成の最初の頃には1年間の児童相談所への児童虐待の通告件数は、約1千件でした。それが近年は22万件まで増加しています。これもあくまで通告の件数であり、実際の児童虐待の件数などは、把握のしようがないのが実情です。 今回の事案も保育所が子どもの怪我を見つけ、事件が明るみに出たという報道もなされています。もしそこで見過ごされていたら、明るみに出ることはなかったかもしれません。 日本では子どもを育てる場合に「しつけ」と称して、体罰が認められてきた歴史がありました。お尻を叩く、ゲンコツをするなどです。しかし近年法律などが改定され、しつけに伴う体罰の禁止が明記されています。もちろん法律上禁止されているから、ダメなわけではなく、子どもを育てる中での体罰は必要のないものです。社会全体で、子どもを叩かないことを当然にする文化の構築や、発信が必要であると思います。
コメンテータープロフィール
大阪教育大学健康安全教育系教育学部教員養成課程家政教育部門 (保育学) 教授。元大阪教育大学附属天王寺小学校長。2009年関西学院大学大学院人間福祉研究科後期博士課程満期退学。西宮市市役所初の男性保母として採用・市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」三人の男の子それぞれに育児休暇を取得。それらの体験を持ちに「父親の育児支援」研究を始める。東京大学発達保育実践政策学センター研究員。NPOファザーリングジャパン顧問。各自治体の委員を務める。
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