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小菅将樹

小菅将樹

認証済み

元労働基準監督官/アヴァンテ社労士事務所 代表

報告

解説状況の詳細が明らかでないため、原因の特定は難しいですが、高所作業からの転落災害と思われます。原則は足場の組立て等により、転落による危険性を防ぐことが必要ですが、こうした措置が困難なこともありますので、そのような場合は墜落制止用器具の着用等の方法によりその危険を防ぐことが必要です。まず、こうした措置が講じられていた上での災害なのか、そうでないのかによって対策も変わってきます。墜落転落防止措置の未措置であれば、基本的な安全管理が徹底できるような意識啓発と現場での行動が必要です。墜落制止用器具を着用していたにもかかわらず、何らかの要因で転落したような場合、点検やフックのかける場所やかけかたなど、適正使用の問題が出てきます。

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  • 今野晴貴

    NPO法人POSSE代表。雇用・労働政策研究者。

    見解60代で今月から雇用されていたということで、定年を機に転職し、あまり経験のない現場仕事についたばかり…続きを読む

コメンテータープロフィール

小菅将樹

元労働基準監督官/アヴァンテ社労士事務所 代表

明治大学法学部卒業後、労働事務官として労働省へ入省し、個別労働関係紛争解決促進法の策定や国会対応業務、労働安全衛生総合研究所で研究員の給与計算業務等を経て、労働基準監督官に転官。厚生労働本省、労働保険審査会事務局、神奈川県相模原署、川崎南署、神奈川労働局労働保険徴収課勤務後、厚生労働省を退職。現在は各企業の顧問業務、法定教育、各種セミナー、安全パトロールを行っている。サッカー、フットサルの競技における運動器障害や大けがの経験を経て、運動指導に関わるトレーナーライセンスを取得。アスリートや企業で働く方など幅広い方を対象に、頭と動作を鍛え、機能改善、運動パフォーマンス向上へ導く運動指導を行う。

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