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高祖常子

高祖常子認証済み

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子育てアドバイザー/キャリアコンサルタント

報告

見解「こども誰でも通園制度」は、満3歳未満の小学校就学前子どもが保育所や幼稚園などの施設に通園し、遊びや生活の場を利用し、保護者が情報や助言を受ける制度です。 子育ての負担軽減やリフレッシュの目的もありますが、子どもが園の環境の中でさまざまな経験や体験をすることも目的とされています。 また園を利用することで、子育ての相談がしやすくなるなど、虐待予防も目的の1つとされています。 月10時間の上限については、毎週1回2時間程度の利用で使い切ってしまうため「もっと長い時間にすべき」という意見もあり、また園の空きがないために複数の園を利用することになると、園の先生も継続して関われず、子どもも安心して過ごすことができないなどの懸念もあります。 予算的な困難さもあるのかもしれませんが、ぜひ子どもの育ちと子育て支援をベースにおいて、実施を検討いただけたらと思います。

コメンテータープロフィール

高祖常子

子育てアドバイザー/キャリアコンサルタント

認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事。資格は保育士、幼稚園教諭2種、心理学検定1級ほか。リクルートで学校・企業情報誌の編集にたずさわり、妊娠・出産を機にフリーに。2005年に育児情報誌miku編集長に就任し14年間活躍。体罰禁止の法的明記に際して2019年に署名活動を実施。「体罰等によらない子育ての推進に関する検討会」(厚生労働省2019-2020)でガイドライン策定の委員を務めた。各種NPOの理事、足立区男女共同参画推進委員副委員長などを務める。子育て支援を中心とした編集・執筆ほか、全国で講演を行っている。著書は『感情的にならない子育て』(かんき出版)ほか。3児の母。

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