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小林真一郎

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三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部 主席研究員

報告

解説最近の株高の流れに、前日の米国株価の急上昇が加わったことでリスクオンの動きに拍車がかかり、日経平均株価は3日連続で最高値を更新しました。これでの昨年末からの上昇幅は26.2%となりました。 雇用・賃金情勢が良好な状態にあり、今年度に入って景気回復の動きがしっかりしてきたとの見方が増えていることに加え、①企業業績に対する楽観的な見方が広がっていること、②新NISA(少額投資非課税制度)を通じて個人の投資マネーの流入が続いていること、③外国人投資家が日本株への投資を増やしていること、なども相場を押し上げる材料となっています。 米国での利下げ期待の高まりから、海外株価の上昇基調は当面続く可能性があり、日本株にとっても上昇しやすい環境が続きそうです。過熱感が強まっており、いったん調整局面に入る可能性が高いですが、それでも資金の流れが明らかに変化しており、年末にかけて底堅い相場が続きそうです。

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コメンテータープロフィール

小林真一郎

三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部 主席研究員

1990年3月一橋大学社会学部卒、同年4月日本長期信用銀行(現新生銀行)入行。外資系資産運用会社勤務を経て1999年12月三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)入社。以来マクロ経済/金融調査を専門に担当し、現在は国内経済統括を担当。東京外国語大学非常勤講師(2003年度~2011年度)、参議院客員調査員(2005年9月~)。BSテレ東「日経プラス9」・日経CNBC「昼エクスプレス」レギュラーコメンテーター、NHK、民放テレビ各局への出演、日本経済新聞など有力紙、専門誌への寄稿多数。ESPフォーキャスト調査、2018年度/2020年度/2021年度優秀フォーキャスター。

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