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木村至信

木村至信

認証済み

耳鼻咽喉科/産業医

報告

吃音は個性かどうか。 これは周りが決めるのではなく、本人が決めないと意味がありません。 吃音にはざっくり2種類あり、発達性吃音 獲得性吃音にわかれ、9割が2歳くらいから発症する発達性で、残りは心的ストレスや経験からあとで発症する獲得性です。 獲得性の方に、これは個性というのは厳しいですし、本人がどう吃音と生きていくスタンスかを周りが理解する必要があります。 吃音には音のくりかえし(連発)、引き伸ばし(伸発)、ことばを出せずに間があいてしまう(難発、ブロック)などがあり、リアクションが面白いと捉えることも出来るかもしれません。笑われてるのではなく、笑わせているかが大事なのです。 大人や子供が、分別なく吃音の方を笑ったりからかったりする事は多々あります。 それは違うと言える勇気も、持っていられたらと思います。

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コメンテータープロフィール

馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長。信州大学医学部卒業後、横浜市大医学部大学院にて医学博士を取得。米国ネブラスカ州国立リサーチ病院へ留学し遺伝子研究にも携わった。耳鼻咽喉科を専門とする傍らで産業医として職場環境、労働者の健康管理も行っている。木村至信BANDとしてメジャーデビューしシンガーソングライターとしても活動中。様々なメディアにて医療コメンテーターとしても活躍。

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