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川端康生

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フリーライター

報告

見解あれからもう22年ですか。折しもネット時代の黎明期。地方大会ではありましたが、シュートがゴールマウス内から跳ね返っている映像が流布したこともあり、大きな物議を醸しました。 結局は、レフリーの決定が最終決定というルールが尊重され、サッカー協会も誤審は認めながらも勝敗を覆すことはしませんでした。苦渋の決断だった思います。 多くの人がそうであったように、当時は義憤にも駆られたし、なんとかできないものかと葛藤しながら取材したことを思い出します。 長い時間を経て、高校生たちも大人になり、レフリーも含めて再会し、握手を交わす。清々しく素晴らしいシーンです。寛容さが失われつつある時代に価値のあるニュースだとも思います。

コメンテータープロフィール

1965年生まれ。早稲田大学中退後、『週刊宝石』にて経済を中心に社会、芸能、スポーツなどを取材。1990年以後はスポーツ誌を中心に一般誌、ビジネス誌などで執筆。著書に『冒険者たち』(学研)、『星屑たち』(双葉社)、『日韓ワールドカップの覚書』(講談社)、『東京マラソンの舞台裏』(枻出版)など。

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