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川端康生

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見解ワールドカップは次回大会からエクスパンションし、出場国は32から48に、試合数も64から104へと拡大されます。それを肥大化、商業化と批判的にとらえるかどうかは人によるでしょうが、現在のスポーツビジネスを考えればこの傾向は止めようがないことに思われます。 そして、そんな巨大化した大会を開催できる能力がある国は(これまで以上に)極めて限られるのもまた当然です。結果、「共同開催」か、「富裕国」ということになる。 次回2026年大会はアメリカ・カナダ・メキシコの共催、2030年がスペイン・ポルトガル・モロッコ、そして2034年がサウジアラビア。 ちなみに日本も「2回目」の開催を目指していた時期もあったけれど、結局諦めて、その後は手を挙げにくい状況になっています。アジアで開催するとすれば、日本・韓国・中国の共同開催……くらいしかとも思いますが、なかなか簡単ではないでしょうね。

コメンテータープロフィール

1965年生まれ。早稲田大学中退後、『週刊宝石』にて経済を中心に社会、芸能、スポーツなどを取材。1990年以後はスポーツ誌を中心に一般誌、ビジネス誌などで執筆。著書に『冒険者たち』(学研)、『星屑たち』(双葉社)、『日韓ワールドカップの覚書』(講談社)、『東京マラソンの舞台裏』(枻出版)など。

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