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勝俣範之

勝俣範之認証済み

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医師/日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授

報告

補足ニューモシスチス肺炎は、一般的には、日和見感染といって、長期に免疫抑制がかかる際になりやすくなる感染症の一つですが、早期乳がんに使われる化学療法のドースデンスAC療法という2週ごとに点滴する化学療法を行う際に、ニューモシスチス肺炎が増えるということが報告されています。  おそらくは、ステロイドが大量に投与されること、化学療法の免疫抑制効果が強くなることが原因とされていて、ステロイドの投与を少なくすることが望ましいとされています。

コメンテータープロフィール

勝俣範之

医師/日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授

1988年富山医科薬科大学医学部卒。1992年より、国立がんセンター中央病院勤務。多くの臨床試験の立案、実施に携わる。国立がん研究センター中央病院乳腺科・腫瘍内科外来医長を経て,2011年日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授に就任。『がんの総合内科医』として,抗がん剤治療から緩和ケアまで、患者の生活の質を重んじ支える医療を実践しているほか、正しいがん情報の普及を目指して、SNSや他のメディアでも、情報を積極的に発信している。 がん薬物療法専門医、日本臨床腫瘍学会協議員。

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