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影山貴彦

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同志社女子大学教授/コラムニスト

報告

見解記事の中に、『NPB幹部は「スポンサーを含めて、日本の野球界全体で日本一を決める試合を行っている裏に、わざわざワールドシリーズの番組をぶつけてくるのはおかしい」と話している』とあります。 NPBの心情は分からなくはありませんが、番組編成権は、あくまでテレビ局にあります。フジテレビが違法なことをしていない以上、NPBの今回の措置は行き過ぎであったと言えるでしょう。 ただ一方でフジテレビのこのたびの編成に対して、レギュラー放送を休止して、録画でまでワールドシリーズを大枠で編成したことに関し、視聴者の中には、必ずしもポジティブな意見をお持ちの方ばかりではありません。レギュラー番組を楽しみにしている方もいらっしゃいます。「視聴率至上主義」という言葉が想起されもします。 そういった視聴者のさまざまな思いについて、フジテレビはしっかり勘案していくことが今後の課題ではないかと感じているところです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 河治良幸

    スポーツジャーナリスト

    見解野球に限らずスポーツ報道にはモラルとルールがあると思います。今回の件はモラルの基準に照らし合わせると…続きを読む

コメンテータープロフィール

影山貴彦

同志社女子大学教授/コラムニスト

同志社女子大学メディア創造学科教授 コラムニスト 。早稲田大学政治経済学部卒 関西学院大学大学院文学研究科博士課程中退毎日放送(MBS)プロデューサーを経て現職 。専門は「メディアエンターテインメント論」。朝日放送(ABC)ラジオ番組審議会委員長 /スポーツチャンネルGAORA番組審議会副委員長 日本笑い学会理事/「影山貴彦のテレビ燦々」(毎日新聞)等コラム連載。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」「テレビのゆくえ」「おっさん力」等

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