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影山貴彦

影山貴彦

認証済み

同志社女子大学教授/コラムニスト

報告

見解酒の上での失敗に関し「甘い」のが日本社会です。メディアもそうです。「寛容」とは違うのです。 飲酒運転に対する罰則の変遷をご存知の方も多いかと思いますが、かつては酒気帯び運転であっても「一発免停」を免れてました。今の時代では考えられません。 その一方、過ちを犯した人間が「再起する道」を閉ざしてしまうのは、あまりに酷というものです。 今回の件については、本人が十分な上にも十分な反省をした上で、然るべきペナルティを経て、その後自身が与えられた仕事に邁進して欲しいと思います。 そして一般論ですが、いまだ社会に散見される「酒の上のことなので」というエクスキューズを使って恩赦を願うことは、それがいかなる場合であれ絶対に使うべきではないと、私は強く思っています。 ましてや公のメディアに関わる人間についてはなおのこと、アルコールに関する過ちを絶対に犯さないという強い意志が求められるところです。

コメンテータープロフィール

影山貴彦

同志社女子大学教授/コラムニスト

同志社女子大学メディア創造学科教授 コラムニスト 。早稲田大学政治経済学部卒 関西学院大学大学院文学研究科博士課程中退毎日放送(MBS)プロデューサーを経て現職 。専門は「メディアエンターテインメント論」。朝日放送(ABC)ラジオ番組審議会委員長 /スポーツチャンネルGAORA番組審議会副委員長 日本笑い学会理事/「影山貴彦のテレビ燦々」(毎日新聞)等コラム連載。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」「テレビのゆくえ」「おっさん力」等

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