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門倉貴史

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エコノミスト/経済評論家

報告

個人が、口コミで評判のいい投資家に自分のお金を預けて資産運用をしてもらう行為は非常に危険だ。その投資家が金融庁に登録していない場合は、金融商品取引法違反になるし、たとえ金融庁に登録していたとしても、信頼できる投資家かどうかを判断するのは容易ではない。  たとえば、ある投資家がたった1年間で抜群の運用成績を上げても、それだけでは本当に実力があるかどうかを判断することはできない。「平均への回帰(短期的な運用成績は運の要素にも左右されるが中長期では真の実力である平均値に収束する現象のこと)」を考慮すれば、投資家の真の実力は、1年間の運用成績だけで判断するのではなく、2年目以降の運用成績を見たうえで慎重に判断することが必要だろう。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 多田文明

    詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

    今回のケースを見てもよくわかりますが、金融庁に無登録のところへ投資することでトラブルに発展しやすくな…続きを読む

コメンテータープロフィール

1971年神奈川県生まれ。95年慶応義塾大学経済学部卒業、同年銀行系シンクタンク入社。99年日本経済研究センター出向、00年シンガポールの東南アジア研究所出向。02年から05年まで生保系シンクタンク経済調査部主任エコノミストを経て、現在はBRICs経済研究所代表。同研究所の活動とあわせて、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」など各種メディアにも出演中。また、雑誌・WEBでの連載や各種の講演も多数行なっている。『図説BRICs経済』(日本経済新聞社)、『増税なしで財政再建するたった一つの方法』(角川書店)、『オトナの経済学』(PHP研究所)、『日本の「地下経済」最新白書』(SB新書)など著作多数。

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