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門倉貴史

門倉貴史

認証済み

エコノミスト/経済評論家

報告

2019年度に内閣府が行った『国民生活に関する世論調査』によると、働く目的については「お金を得るために働く」という回答が全体の56.4%で最多であった。「生きがいを見つけるために働く」という回答は17.0%にとどまり、しかも過去の調査に比べて割合が低下している。また、「どのような仕事が理想的か?」という質問に対しても「収入が安定している仕事」が6割で最多だった。多くのビジネスパーソンにとって仕事は収入を得るための手段にすぎず、生きがいは趣味やレジャー、家族やペットとの生活に見出しているというのが実情だ。楽しくて仕事をしているビジネスパーソンは少数にとどまるため、このような内容の広告に対する反発が強いのではないか。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 常見陽平

    千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

    これは意識高い系ビジネスの死亡広告のようなものになりましたね。NewsPicksがいかに、ビジネスパ…続きを読む

  • なかのかおり

    ジャーナリスト(福祉・医療・労働)、早稲田大研究所招聘研究員

    駅という場所では、広告が嫌でも目に入ってきますね。障害者の就労や働き方の取材をしていると、元気そうに…続きを読む

コメンテータープロフィール

1971年神奈川県生まれ。95年慶応義塾大学経済学部卒業、同年銀行系シンクタンク入社。99年日本経済研究センター出向、00年シンガポールの東南アジア研究所出向。02年から05年まで生保系シンクタンク経済調査部主任エコノミストを経て、現在はBRICs経済研究所代表。同研究所の活動とあわせて、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」など各種メディアにも出演中。また、雑誌・WEBでの連載や各種の講演も多数行なっている。『図説BRICs経済』(日本経済新聞社)、『増税なしで財政再建するたった一つの方法』(角川書店)、『オトナの経済学』(PHP研究所)、『日本の「地下経済」最新白書』(SB新書)など著作多数。

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