大阪府「緊急事態宣言」の要請決定 吉村知事「まん延防止では効果が十分でない」
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緊急事態宣言を要請することになった以上、今度は休業などによる弊害を極力小さくすることが求められます。また大阪府民は昨年からかなり自粛には協力をしています。こうしたなか、どうしても自粛疲れが出てきます。彼らがもう一度、協力する気持ちを奮い立たせるためには、府民へのお願いだけでなく、行政にも実効性がある対応を進める必要があります。病床や医療リソースを少しでも確保して、自粛に協力している大阪府民の気持ちに応えるべきです。また、飲食だけでなく、宿泊などのサービス業にも支援の手を差し伸べる必要があります。3度の緊急事態宣言で経済的な困窮で苦しんでいる方もいます。こうした方へのサポートを忘れてはなりません。病気の命と同様に、経済面からも命を守ることが重要です。
コメンテータープロフィール
専門はマクロ経済及び金融制度分析。大阪勤務時の経験から関西経済、地方創生、万博の経済効果なども研究。日経新聞夕刊の十字路などマスコミ寄稿も多数。著書は「大阪の逆襲」（共著、青春新書インテリジェンス）、「大阪が日本を救う」（単著、日経プレミアシリーズ）。
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